チャールズ国王、がん宣告されたときの「ショック」明かす

5/2 07:40 掲載
チャールズ国王、がん宣告されたときの「ショック」明かす

英国のチャールズ国王が、がんと宣告されたときに受けた「ショック 」を明かした。今年2月5日、前立腺肥大の治療を受けた後、がん闘病中であることを明らかにした国王が、同病と診断された時の動揺について語っている。

4月30日、がんを公表して以来初めて公務に復帰した国王は、カミラ王妃とともにユニバーシティ・カレッジ病院のマクミランがんセンターを訪問。患者らに温かく迎えられた夫妻は笑顔で手を振り、現在も治療を続けている国王は病院のスタッフに敬意を表していた。

国王は自身の闘病と回復について尋ねられ、診断を受けたのは「そこまで酷くはありませんが、告げられるのはいつもちょっとしたショックですよね」と話し、治療について尋ねられると「大丈夫です、ありがとう」と答えた。

そして、同がんセンターの外来ユニットで他の多くの患者とともに化学療法を受けているレスリー・ウッドブリッジさん(63歳)を気遣った国王は「私も今日の午後、治療を受けなければならないんです」と声をかけ、また夫妻が病院を出た際に、外で待っていた少女に花束を贈られた際には、王室の紋章が入ったギフトバッグを手渡した後、少女の肩に手を当てたり、花束の香りを楽しんだりしている姿があった。

キャンサー・リサーチUKの後援者であるチャールズ国王はこの日、同チャリティーの主任臨床医のチャーリー・スワントン教授とも面会。今回の訪問によりがんの早期診断の重要性に対する認識が高まることを期待している。

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