伝統工芸品の“用の美”に着想、セイコー プレザージュに新シリーズ「クラシック」

3/10 16:42 掲載
伝統工芸品の“用の美”に着想、セイコー プレザージュに新シリーズ「クラシック」

セイコーウオッチは6月8日から、"セイコー プレザージュ"の新デザインシリーズ「クラシックシリーズ」を国内と海外で順次発売する。価格は13万2,000円〜15万4,000円(税込み)。

今回登場する「クラシックシリーズ」は、日本の伝統的な工芸品や衣服など日常を彩るものに用いられた色彩や素材、質感などの"用の美"に着想を得て、そのしなやかさを表現した新シリーズ。

デュアルカーブガラスを採用し、柔らかな曲面で構成されたケースデザインは、中心に向かって緩やかに丸みを帯びたダイヤルと呼応し、つい触れたくなるような柔和な雰囲気を醸し出している。

そして、1970年代に多く見られた腕時計のブレスレットから着想を得て、優美な多列ブレスレットを新たに開発。両面に丸みを帯びた細かいこまを採用することで、手首に柔軟になじむとともに、肌に接する面積を減らし、快適な着け心地を提供する。

また、丸みを帯びたカーブダイヤルに、日本人の暮らしを彩ってきた絹のような質感の繊細な型打ち模様を施した。デイト表示付きの3針モデルのダイヤルは、高級感のある柔らかな絹織物の織目をイメージしており、オープンハート(※心臓部のてんぷの動きが窓から見えるデザイン)のモデルは、ランダムに配置した放射状のパターンで生糸の質感を表現している。さらに、インデックスの上面や、秒針と分針の先端も、ダイヤルの球面に合わせて緩やかに曲げた。

本作は、繊維そのものの色である「素色(しろいろ)」に加え、日本の伝統色をダイヤルに採用。江戸時代に流行した、深みのある緑褐色の「仙斎茶(せんさいちゃ)」や淡い柿色の「洗柿(あらいがき)」、僧侶の衣服にも使われていた灰色がかった黒色の「墨色(すみいろ)」が、美しい光沢感をもつダイヤルを彩っている。

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