“緑豊かな環境”に住むと骨粗しょう症リスクが低く

3/8 03:10 掲載
“緑豊かな環境”に住むと骨粗しょう症リスクが低く

"緑豊かな地域"に住むことで、骨が脆くなることを予防する効果があるという。

緑の多い場所に済んでいる人々は骨の密度が高く、骨がスカスカになり折れやすくなる骨粗しょう症になるリスクが低いことが判明した。

中国・中南大学の研究者らは、今回の結果について、炎症の原因となる大気汚染が低いことが理由の可能性が高いとしている。

同研究はイギリスに住む約40万人の人々を対象に、植生の分布状況や活性度を示す指標のNDVI(正規化差植生指数)を計測、より緑が多い地域にいる人々は、骨の強度が高いことが分かり、木や植物が空気の汚染物質を除去していることが示唆された。

研究者らはこう話している。

「今回の研究は、居住地域の緑が多いことが骨の密度と関係しており、骨粗しょう症になるリスクを下げていることを示した初めての証拠となっています」
「この結果は骨粗しょう症の予防における緑の可能性に貴重な見識を与え、効果的な予防対策としての都市の緑環境の重要性を示しています」

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