槙野智章、“北朝鮮開催試合”の貴重な体験談「ホテルに時計ない、鏡張り、ずっと軍歌…」

2/28 14:20 掲載
槙野智章、“北朝鮮開催試合”の貴重な体験談「ホテルに時計ない、鏡張り、ずっと軍歌…」

元サッカー日本代表の槙野智章(36歳)が、2月25日に放送されたスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(ABEMA)に出演。北朝鮮開催試合での貴重な体験談を赤裸々に語った。

番組はこの日、パリ五輪女子サッカーアジア最終予選にて、なでしこジャパン(日本女子代表)が北朝鮮女子代表と対戦し、スコアレスドローに終わった情報をピックアップ。槙野は「北朝鮮はしばらく国際大会に出ていなかったので、データがなく難しい戦いとなったと思う。価値のある引き分けだった」とコメント。

また、この試合は北朝鮮・平壌で開催予定だったところ、運営面などの問題からアジアサッカー連盟(AFC)が中立国での開催を提案し、試合の3日前にサウジアラビアでの開催が決定した。これに槙野は「こんなこと初めて聞きました!選手にかなりストレスがかかったと思う。そんな中でよくスコアレスドローで終えましたよね」と、改めてなでしこジャパンを称えた。

さらに森保ジャパンも、3月に北朝鮮戦が予定されており、その開催地が平壌と発表されている。2011年以来となる北朝鮮開催に、元メジャーリーガーの川崎宗則は「全然想像できない!」と驚きの表情を浮かべると、13年前の試合で北朝鮮の地に足を踏み入れた槙野は「すべてが異様だったんです」と貴重な北朝鮮訪問の思い出を回顧。

続けて「中国経由で入国したが、空港で携帯、パソコン、時計などが没収された。ホテルに時計がないので、全く時間が分からず、体内時計での生活となった。さらには部屋が鏡張りだし、ずっと軍歌が流れていた。極めつけには部屋の前に軍人がいて…」と北朝鮮でのレアな体験を告白し、試合に関しては「普通に行われたけど、スタンドには軍隊がギッシリいて、プレー中にマスゲームをしていた。それに、国際大会は天然芝のスタジアムがほとんどだけど、北朝鮮では人工芝だった」と振り返り、「試合もタフだし、そこまでの時間の作り方やアプローチはかなり難しかった」と不思議な体験を明かした。

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