“世界一の朝食”と称されたレストラン「bills」、創業者が死去

12/29 04:45 掲載
“世界一の朝食”と称されたレストラン「bills」、創業者が死去

2008年に海外進出1号店として日本に出店し、"世界一の朝食"と称されたスクランブルエッグやリコッタパンケーキなどが人気のレストラン「bills」。その創業者、オーストラリア人シェフでフードライターのビル・グレンジャーさんが死去した。54歳だった。

ビルさんが12月25日に、英ロンドンの病院で帰らぬ人となったことを遺族がSNSで発表。ヒュー・ジャックマンやグウィネス・パルトロウらが追悼のメッセージを寄せている。

ヒューは元パートナー、デボラリー=リー・ファーネスとの共同声明にこう綴っている。

「ビルが亡くなった知らせを聞いて非常にショックを受けている。彼の才能、生きる喜び、人々の心を一つにまとめるやり方、家族への献身は感銘的だった」

アボカドトーストの発祥としても知られる「bills」を創業したビル。遺族は26日に声明をこう発表していた。

「深い悲しみと共に、ビル・グレンジャーの家族は、ビルが12月25日に他界したことをお知らせします」
「献身的な夫で父親だったビルは妻ナタリー・エリオットと3人の娘、エディー、イネス、バニーが見守る中第2の故郷ロンドンの病院で安らかに逝きました」
「オーストラリアのメルボルンで誕生したビルは、独学の料理人から世界的に著名なレストラン経営者でフードライターとなりそのキャリアは30年以上に及びました」
「彼の不在は全ての人々、何よりも彼が愛した家族から深く惜しまれることでしょう。遺族は全ての愛とサポートに感謝しています」

この声明にグウィネスは、「何てこと、胸が張り裂けそう!皆さんに愛を」と返信、他にも料理界からはイギリス人シェフのジェイミー・オリヴァーがこうコメントを寄せている。

「これは辛いニュースだ。非常に悲しい。途轍もない男だった。素晴らしい人間で、優しく穏やかな魂を持っていた」
「料理で彼が表現した全てのことに敬服した。大昔に初めて彼と会った時のことを覚えている。これ以上ないくらいの素晴らしい人でその料理はあまりにも素晴らしかった」
「彼の家族全員に大きな愛を送る。ビルの不在は惜しまれることだろう」

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