クマに襲われた男性「鏡見たら頭蓋骨開いていた」額噛まれ皮持っていかれる

11/20 21:39 掲載
クマに襲われた男性「鏡見たら頭蓋骨開いていた」額噛まれ皮持っていかれる

11月19日に放送されたニュース番組「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)に、1か月前にクマに襲われた男性が出演。「鏡を見たら頭蓋骨が開いていた」と、被害の様子を鮮明に伝えた。

番組はこの日、「クマ出没」が頻繁に伝えられる秋田県・北秋田市を訪れ、1か月前にクマに襲われた湊屋啓二さんを取材。菓子店を営む湊屋さんは、自宅敷地内にある倉庫に潜んでいたクマと遭遇し、湊屋さんはすぐさま逃げたものの、体長約150センチ、体重推定100キロのクマに体を倒されてしまい、被害に遭ったという。

一瞬の隙をつき、自宅へ駆け込んだことによって難を逃れたが、湊屋さんは「鏡を見たら頭蓋骨が開いていた」「額を噛まれて、皮を持っていかれた」「耳たぶを引きちぎられた」と惨劇の様子を鮮明に語った。

また、目の近くにできた爪で引っかかれた傷が、失明の危機に瀕していたことを物語ると、湊屋さんは「下を向いていたのが幸いした」と振り返った。

さらに、現在も後遺症に悩まされ、目のかすみや貧血、頭部から出血が続いていることを明かした。

クマを警戒してなのか、北秋田市の街から人が消えている様子も伝えると、番組MCのタレント・千原ジュニアは「先日、ロケで秋田県に行ったが、沿道に落ちている栗の実はイガイガだけ綺麗に残っていて、すべて中身がなかった」と証言。タクシーが通るような道でもクマが出没していることに、危機感をあらわにした。

クマと遭遇時にとるべき行動について、クマ研究の第一人者である岩手大学名誉教授の青井俊樹さんは「突然人間とクマが出会うと、クマが興奮してしまう。まずは人間の存在を知らせるために、複数人だったらお喋りをして歩いたり、ラジオや鈴を鳴らす」「万が一襲われた時は、しっかり頭部を守る体勢をとることが大事。クマに襲われた人が被害に遭った部位を見ると、圧倒的に顔と頭が多い」と伝えた。

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