JS研究所が調査、女子小学生の“視力”事情「半数が1.0未満、B判定以下」

10/3 15:06 掲載
JS研究所が調査、女子小学生の“視力”事情「半数が1.0未満、B判定以下」

小学館「JS研究所」は、高学年JS(女子小学生)のリアルな本音を聞いた、「視力」や「目」に関するアンケート結果を発表した。

小学館は昨年8月、小学校低学年女児向け雑誌「ぷっちぐみ」、少女まんが誌「ちゃお」の各編集部の視点で定期レポートする「JS研究所」を発足。今回は学校の視力検査結果や、目に関するお悩み、コンタクトレンズに関するイメージなど、イマドキJSのリアルな実態を探るべく、メニコン協力のもと、「ちゃお」2023年9月号にてアンケート調査を実施した。

調査ではまず、「目に関するおなやみ」について質問。「特にない」以外の具体回答は「見えにくい」がトップで、以下、「かゆい」「まつげが目に入る」「目を大きくしたい」が続いた。

また、メガネやコンタクトレンズの使用について、「使っていない」JSが6割を超える一方で、いずれかを使用している子も3割以上に。使用者の内訳はメガネ使用が33%、コンタクトレンズを使用している子が2%で、コンタクトレンズを使用している子は限定的なようだ。

「学校での視力検査結果」についての調査では、約5割のJSがA判定(1.0以上)だが、次いでC判定(0.6〜0.3)のJSが多く、半数のJSがA以外の判定となっていることがわかった。条件や環境によっては、学校生活や黒板の文字に見えにくさを感じている子がいるのかもしれない。

そして、今、視力がよくないと感じている人に対し、「将来コンタクトレンズをしてみたい?」と質問。その結果、「いいえ」が52%に対して、「はい」と回答したJSも47%と、約半数は将来的にコンタクトレンズの使用を検討しているようだ。

「コンタクトレンズに関するイメージ」に関する回答にも連動し、「いいえ」と回答した理由としては、「痛そう」「こわい」という意見や、「割れそうでこわい」「目がゴロゴロしそう」「つけはずしが面倒そう」など、つけ心地や、その使い方へ不安を感じる声も挙がっている。それに対して「はい」と回答した子の理由は「かわいくなりたいから」「おしゃれだから」「ダンスのとき動きやすそうだから」など、イマドキJSがおしゃれや外見の印象を気遣う思いや、大好きなダンスを楽しみやすくなりそう!という期待感を感じる回答が含まれている。

こうした結果に、メニコンの担当者は「小学生の視力低下が進む中、『小学生でもコンタクトレンズが使えるか』とのお問い合わせが増えております。コンタクトレンズは、お子様や保護者の方が管理ができるかと、目の状態を見て使うことができるかを、眼科医が総合的に判断しますので、まずはかかりつけの眼科で相談してください」とコメント。

また、アンケートを実施した「ちゃお」の編集長は「小学校高学年になると、視力のことで悩む子も出てきます。メガネを使用する子が大多数ですが、コンタクトに興味津々な子ももちろん存在します。ダンスや体育で体を動かす時、どうしてもメガネが邪魔になる。オシャレとしてコンタクトを考えている子もいます。選択肢は多い方がいいので、メガネもコンタクトも上手につかって、毎日の生活を楽しんでほしいです」と語っている。

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