名作アニメ「白雪姫」監督の息子、実写版は「侮辱的」「ウォルトも父も墓の中で衝撃」

8/22 00:50 掲載
名作アニメ「白雪姫」監督の息子、実写版は「侮辱的」「ウォルトも父も墓の中で衝撃」

名作アニメ映画「白雪姫」の監督の息子が、ディズニーによる来年公開予定の実写版新作を非難した。

同名の父親が、ウォルト・ディズニーと共に長く愛されてきた、1937年製作のアニメーション映画を手掛けたデビッド・ハンドさん(91歳)は、新作を「侮辱的」と表現。ディズニーと父親が「墓の中で衝撃を受けている」だろうと語った。

同新作でタイトルロールを演じるレイチェル・ゼグラーがオリジナル作品を「極めて時代遅れ」として、ストーリーを全体的に見直すことを示唆して論争を呼んでいるが、ハンドさんは、レイチェルは同作を「誤解している」と感じているそうだ。

1990年代にディズニーでデザイナーとして働いていたハンドさんは、デイリー・テレグラフ紙にこう語っている。

「全く違うコンセプトで、私はただ完全に不賛成だということです。私の父もウォルトも、不賛成であったと思います」
「あのように人々が感じることは情けないですね」

「シンデレラ」や「わんわん物語」などに続く、ディズニーによる名作アニメ映画の実写版最新作となる「白雪姫」だが、ハンドさんはディズニーによる名作映画の扱いは「侮辱的」だとしてこう続けている。

「彼らが初期の映画に何をするのかと恐れています。彼らの考え方は今は非常にラディカルですから」
「彼らはストーリーを変え、キャラクター達の思考過程を変えますから、オリジナル作品のストーリーじゃなくなっているのです。彼らは新たな(社会問題に対して意識が高いことを意味するスラングである)wokeなことを作りだしており、私はそういうのが好きではありません」
「彼らがこれらの名作にしたことは率直に言って少し侮辱的です」
「ディズニーや私の父がしたことに敬意が払われていません。ウォルトと彼は墓の中で衝撃を受けているでしょう」

コメント

ニュースを読んだ感想を教えてね!

関連ニュース(映画)