ヤン・デ・ボン監督が明言、映画「ツイスター」のリメイクは作れない

8/19 09:25 掲載
ヤン・デ・ボン監督が明言、映画「ツイスター」のリメイクは作れない

映画「ツイスター」を手掛けたヤン・デ・ボン監督は、竜巻の脅威を描いた同映画の「リメイクは作れない」と明言する。

ビル・パクストンとヘレン・ハントが主演した1996年作でメガホンをとったデ・ボン監督は、同作での出来事のその後を描いたと言われる「ツイスターズ」が製作されているものの、CGI技術を使った新作はオリジナル作品とは非常に異なる作品になると指摘している。

デ・ボン監督はInverse.comにこう話している。

「空から物が落ちてくる時は、ヘリコプターから実際にものが落ちてきました。ひょうの嵐の中、竜巻から逃げようとする車を撮影する時は、本物の氷がこちらに吹いてきたわけです。これはリメイクが作れない映画です。決して作られることはないでしょう」
「全てのシーンが非常に高価でした。全ての情報をフィルムに移すのに3日かかったんです。今は速いですが、最初は非常に遅かった。映画の公開の前に私達は非常に注意深くシーンを撮影する必要がありました」

そして「ミナリ」のリー・アイザック・チョンが監督を務める続編については、「まず始めに誰かに観て欲しいですね。非常に異なるアプローチかもしれません。(グレタ・ガーウィグ)の『バービー』と同じです。誰も彼女があの映画を監督し、あれほど成功させるとは思っていなかったですから」と語った。

「ザリガニの鳴くところ」のデイジー・エドガー=ジョーンズや「トップガン マーヴェリック」のグレン・パウエルらが出演する「ツイスターズ」は、来年夏に公開を予定している。

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