日本野球機構(NPB)、“打球に触る”など観客の試合妨害に注意喚起

8/14 21:13 掲載
日本野球機構(NPB)、“打球に触る”など観客の試合妨害に注意喚起

日本野球機構(NPB)は8月14日、公式サイトを更新し、観客はプレイ中の打球に触らないよう注意喚起している。

公式サイトに掲載された「NPBから球場来場の皆様へのお願い」の全文は次の通り。

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8月13日(日)に行われました読売ジャイアンツ対横浜DeNAベイスターズ18回戦(東京ドーム)の4回裏、読売・坂本選手の打球はレフトフェンスを越えるか否かの際どい打球となり、二塁塁審は、フェンス上段に打球が当たったとして、「インプレイ」と判定しました。

読売・原監督のリクエストによる検証の結果、「打球はフェンスを越えていないと判断し、判定通り二塁打」として試合を再開しました。

一方、リプレイ検証では、レフトスタンド最前列のお客様がフェンスを越えて手を差し出し、その手に打球が触れていることが確認されました。公認野球規則6.01(e)に該当し、実際に捕球を試みる選手との接触などがなくても、フェンスを越えてお客様の身体や手がインフィールド内でボールに触れた場合には、「観衆の妨害」としボールデッドとなり、プレイを止めることが定められています。

観客の皆様にはそのような行為がないようご注意いただき、今後も変わらないご声援をお願いいたします。

なお、リプレイ検証後の場内放送では、審判員が「観客の妨害がありましたので、オーバーフェンスとせず、二塁打として試合を再開します(原文)」と放送しております。

これにつきましては、「観客の妨害があったので本塁打を二塁打とする」と誤解されかねない表現でした。そもそも打球がフェンスを越えていないので二塁打の判断となり、お客様がインフィールド内に差し出した手に打球が当たった時点でボールデッドとなりました。本塁打を二塁打に変更したものではありません。

NPBでは、ファンの皆様に一層分かり易い場内放送を実現するよう、研修会などを開催し努力して参ります。

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