ヒュー・グラントが“ウンパルンパ”役、小人症の俳優が批判

7/28 06:15 掲載
ヒュー・グラントが“ウンパルンパ”役、小人症の俳優が批判

映画「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚となる新作映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」でヒュー・グラントがウンパルンパ役を演じたことを、小人症の俳優が批判している。    

ドラマ「ウィロー」が記憶に新しいジョージ・コッペン(26歳)は、ただですら小人症の俳優にオファーされる役が少ないことから、同役は自身のような俳優に渡るべきだったと考えているという。

ジェームズ・ネスビットが「ホビット」シリーズで小人のボフール役を演じた時に、最初にその問題について考え始めたそうで、ジョージは英放送局BBCのインタビューで、こう語っている。

「(小人症の)多くの俳優は、僕たちが愛する業界を追い出されていると感じている」
「僕を含む多くのものは、小人症の人々がドラマなどで日常の役を与えられるべきだと主張しているけど、そのような役は回ってこないんだ」
「1つのドアが閉じられたけど、彼らは次のドアを開けるのを忘れているんだよ」

そして「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の予告編を見てショックを受けたとして、「彼(ヒュー)の頭を拡大して、頭が大きく見えるようにしていた。彼に何をしたんだ(と思った)」と続けた。

一方で同新作のポール・キング監督は、「パディントン2」でタッグを組んだヒューが「最も面白く最高の皮肉屋」であることから、同役にぴったりだと考えたという。

ロンドンで開催された予告編のプレミアで、キング監督はこう話していた。

「私はただあのキャラクターのことを考えていたんです。最低な奴を演じられる人をってね。そこで『ヒューだ!』ってなったんです」
「彼は私がこれまで会った中で最も面白く最高の皮肉屋ですから」

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