ギレルモ・デル・トロ監督、今後は“アニメ映画”に集中

6/16 08:10 掲載
ギレルモ・デル・トロ監督、今後は“アニメ映画”に集中

映画「パシフィック・リム」(2013年)などで知られるギレルモ・デル・トロ監督は、今後はアニメーション映画に集中するつもりだという。

最近ではネットフリックスのストップモーション映画「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」のメガホンをとっていたデル・トロ監督は、「最も純粋な芸術フォルム」と考えるアニメーション作品だけを作っていきたいそうだ。

現在フランスで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭で、デル・トロ監督はこう話している。

「実写映画で作りたいものがあと2、3本ありますが、多くはありません。それ以降は、アニメーションだけをやりたいのです。それが今後の計画です」
「私にとってアニメーションは最も純粋な芸術フォルムで、それが一部のチンピラたちに奪われているのです。私たちは、それを救出しなければなりません」
「私たちはトロイの木馬のようにアニメーションの世界に多くの良いものをもたらせると思うのです。ストップモーション映画で大人向けのファンタジードラマを作ることが可能だと信じていますし、人々に感動を与えることも。ストップモーションは、ほかの媒体が出来ない方法で静脈注射のように感情に直接届くことが出来ると思います」

そんなデル・トロは、自身の作品を作りたがらない映画業界に苛立ちを感じているそうで、「彼らはまだ私にノーと言ってきます。ここ2か月で私の5つのプロジェクトにノーと言われました。だからそれはなくならない。映画作りは、辛い条件を飲むようなものです。いつも嫌なことがある。たまに自分の望みが多めに叶うぐらいです」「自らの努力に対する生産性の比率が、未だ失望するほど難しく、イライラするほど長くかかるのです。そして、いつも馬鹿者に出くわす。でも自分が語りたいストーリーを信じ、誰かが買いたいと言ってくるまで待たなければなりません」と続けた。

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