ステラ・マッカートニー、LVMHと契約

7/18 11:44 掲載
ステラ・マッカートニー、LVMHと契約

ステラ・マッカートニーが、LVMHと契約を交わした。レザーやファーに代わる素材を使い、そのサステナブルデザインでも知られるステラは、ルイ・ヴィトンをはじめ、ロエべ、フェンディ、クリスチャン・ディオールを傘下に持ち、昨年独立したケリングのライバルでもあるラグジュアリー・コングロマリットの仲間入りを果たす。

引き続きステラは自身のブランドのクリエイティブディレクターを務め、ブランドの大株主としての地位を継続するが、それに加えLVMHのベルナール・アルノー会長の特別顧問も兼任、ファッションにおけるサステナビリティや環境問題に関して助言する役割を担うこととなる。

アルノー氏はWWDにこう話している。

「共に紡ぐ美しい物語の始まりです。ステラのブランドが長期的に大きな可能性を持っていると確信してるのです」
「(ステラを迎え入れた)決め手は、彼女がサステナビリティや倫理に関する問題で、極初期から最先端に立ち、その制限の中で自分のブランドを確立したことが挙げられます。LVMHグループがサステナビリティを誓う証明となるのです」

一方、昨年3月に、ケリングが所有していた自身のブランドの50%を買い戻したことで、様々なファッショングループから引く手あまただったステラは、LVMHに入った理由についてこう明かしている。

「沢山の誘いをいただきましたが、ベルナール・アルノーとその息子アントワンとの話し合いは特別なものでした」
「サステナブルなラグジュアリーファッションの世界的リーダーとしてのステラマッカートニーというブランドと、その大望や価値を信じてくれる彼らの情熱と一途さに心を打たれました」

LVMHは今年、リアーナのフェンティも傘下にするなど快進撃が続いている。

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