ブラピ主演「ワールド・ウォーZ」の続編中止

2/8 05:49 掲載
ブラピ主演「ワールド・ウォーZ」の続編中止

「ワールド・ウォーZ」続編の製作が、予算の関係で中止となったという。

デヴィッド・フィンチャー監督のもと、ブラッド・ピットが主役のジェリー・レインを続投する予定となっていた同作は、この夏にも製作開始の見込みだった。しかし関係者らがヴァラエティ誌に話したところによると、製作はまだ初期段階にあったそうで、パラマウント社はキャスティングを検討する中で予算に懸念を示していたという。

今回製作中止となった直接的な問題についてははっきりしていないものの、パラマウントの重役たちは作品の方向性に不満を募らせていたようで、今後製作が再開される可能性があるのかについても現段階では不明となっている。

前作も撮影直前になってデイモン・リンデロフをプロデューサーに迎え、脚本の後半を大幅に変更したことで公開に遅れが生じ、製作費が大幅に上がるという予算面での問題が発生していたため、スタジオ側は同様の状況になることを避けようとしているようだ。

パラマウントの重役マーク・エヴァンス氏は以前、前作の試写会の際に、誰も口を開けないほど不出来であることが明確であったため、大幅な変更が必要だったと説明していた。

当時エヴァンス氏は次のように語っていた。

「うわ、このエンディングはダメだ、という感じでした。その時、この映画の撮り直しが必要だと感じました」
「これを直すため、長く意味ある話し合いをすることになるなと感じたのを覚えています」
「私はこう言ったんです。『ここからは2つの方法がある。良くするためにどこか書き足せる場所があるか?もっと意味を成すように。感情に訴えるようなものになるように。それでいて全ての設定が成り立つようにできる?それとも2つ目の方法。これは時間のかかる方法だけど、(第3幕の)すべてを変えるか』とね」
「そうしたらみんな2つ目の方法のほうが良いと感じたんです。それは30分から40分間分のシーンをさらに撮影することを意味しました」

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