超危険な“地下鉄サーファー”、走行中のドア外側にしがみつく動画に非難。

10/13 17:55 掲載
超危険な“地下鉄サーファー”、走行中のドア外側にしがみつく動画に非難。

時に危険や迷惑を顧みず、勢いで突っ走りがちな若者が起こす無謀な行動。ニューヨークのある若者の場合は、先日、走行する地下鉄のドア外側にしがみついて移動する騒ぎを起こし、関係当局やネットユーザーから非難を浴びている。   

この若者が注目されたのは、10月10日付でYouTubeに投稿された動画「Idiot Rides Outside The Subway Car」(http://www.youtube.com/watch?v=mH6Lt8QFOIc)がきっかけ。動画の説明によれば、投稿者がニューヨーク市地下鉄に乗車した際に、ドアの外にしがみついている若者を発見し、車内から撮影したそうだ。具体的な日時は不明だが、米紙ニューヨーク・デイリーニュースではほかの乗客から聞こえる話の内容をヒントに、撮影されたのは「9月8日かもしれない」と推測している。

耳にイヤホンを付けて帽子を横に被っている、いかにもイマドキの格好をしたこの若者。全く怖さを感じていないのか、両腕を車両上部に向けていっぱいに伸ばしながらも笑顔を見せ、乗客の反応を楽しんでいるかのようにも見える。ただ、若者に気付いて注目する乗客たちの反応もまちまちで、嘆くような声を上げる人もいれば、物珍しそうに笑い声を上げる人も。そんな車内の様子を見て、若者は車両から右腕を放すと「シーッ!」と口に指を当てる仕草も見せている。

さらにしがみつきながら横に移動して陰に隠れるなど、乗客を驚かせる行動も見せる若者。その直後に電車は駅に到着して停車したものの、開いたのは反対側のドアで、依然外にしがみついている若者は乗客が駅職員に「告げ口をしないよう」再び口に指を当てる仕草をすると、騒ぐ乗客たちを尻目に電車から離れた。そしてすぐそばにあった壁の隙間を通り抜け、隠れるように姿を消した際には投稿者に向かって手を振る仕草も見せるなど、最後まで悪びれた様子は一切ない。

この動画が公開されると、地元ニューヨークのメディアを中心に注目が集まり、この"地下鉄サーファー"を真似する若者が現れないか懸念する声が上がっている。というのも、ニューヨークでは「1980年代から90年代にかけて人気となった」(米紙ニューヨーク・タイムズより)この乗り方をして、過去に何人も若者が命を落としたほか、大けがを負った若者の例もあったからだ。

そのため、ニューヨーク市地下鉄のスポークスマンは「動画の行為は愚かで危険」と若者を強く非難し、ニューヨーク市鉄道警察局に捜査を依頼したと明かしている。動画の中で「こいつはクスリをやってるに違いない」との声も聞こえるが、「バカな乗り方」と見出しを付けた投稿者も含め、少なくとも若者の行動を間近で見た乗客の多くは、当然のことながら異常な光景だと感じたのだろう。

乗客たちが協力して注意するなどの対応も必要なのかもしれないが、それ以前に、若者がこうした行動を起こさないよう、予め事の重大さに気付いて欲しいものだ。

コメント

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発見次第に銃殺すべし…。生かす価値ないでしょ?これに満足できなくなると殺人事件を起こすよ。バカは殺しておかないと…(笑)

リアルドイルだな

これは若者ゆえの魂の叫びだね。

日本でも昔は、大きな石を持ち上げて歩いたり、高い崖から飛び降りたりという危険な行為を通過することで、
大人としての禊ぎをし、一人前の人間として認められる慣習があった。

ひと昔前になると、そういう行為は、たとえば列車の手動ドアを開けて、客車から客車へと渡ったりする度胸だめしなどに変わる。

こういう何らかの危険な行為をするのが、本来の若者というもの。

それは世界各国どこでも変わらない。

最近は危険な行為をし、それをYouTubeに載せ、反応を見ることで世間からの『認証』を感じ取る若者もいるみたいだが、
ある意味でそれはなかなか現代風だと思うな

ま、
死が身近にない平和な先進国では、
死の危険を伴う遊びこそが、最も手っ取り早く『生きる』という実感を得る方法でもあるんだよね

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