母が勝手に願書提出で息子絶食、中国メディアを巻き込んでの騒動に。
大学進学を控えた学生にとって、志望校選びは人生の重要な決断のひとつ。しかし、中国のある家庭では、息子の希望とは異なる学校に母親が勝手に入学願書を提出したために、息子が4日間絶食して抗議するという一件が起きた。母親が途方に暮れてメディアに助けを求めたことから騒動が発覚したという。
中国紙新民晩報によると、この一件は広東省河源市竜川県赤光鎮での出来事。中国では「高考」と呼ばれる全国大学統一入試の結果によって志望校を決めるシステムだが、息子の袁くんが同試験で予想以上の好成績を収め、選択の幅が広がってしまったことが事態をややこしくしてしまった。
袁くんは専門技術を取得しようと、電子通信科のある大学への進学を希望。一方、袁くんの母親は将来の安定を優先に考え、教職に就ける師範学校への進学を主張し、二人の意見は平行線をたどってしまう。その後、親子でよく話し合って志望校を決めれば何事もなく済んだのだろうが、袁くんの母親はそのプロセスを飛ばしていきなり行動に出た。息子の意見は汲み取らず、勝手に師範学校へ入学願書を提出してしまったのだ。
もちろん、このことを知った袁くんは怒り心頭。自宅の部屋に閉じこもり、不眠不食の抗議活動を始める。家族は必死に袁くんの説得を試みたものの効果ナシ。途方に暮れた母親が助けを求めて地元メディアに駆け込んだときには、袁くんが絶食を始めてすでに4日目を迎えていた。
最終的に袁くんがどうなったかは気になるところだが、知らせを受けた中国メディアが袁くんの通う高校に相談。7月5日の指定時間内に限り、願書の記入内容を訂正できる方法があることを校長先生から教えてもらい、無事に再提出することができたという。袁くんも志望校に願書を提出し直せて一安心、普段通り食事ができる生活に戻ったそうだ。
校長先生は「学生はもう大人です。彼らの意見は尊重されるべきで、仮に親心だとしてもこのような強引なことをするべきではありません」と保護者に苦言を呈している。
コメント
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てか親さ、助けを求める先、間違えてね?(笑)
人間はいくら記憶が良くて物知りでも、考える力がなければ頭が良いとは言えない。
考えるためには、余裕や無駄な時間、それから遊びなど必要であり、
何でも効率よく、無駄のない状態を目指すと、人間は考える余裕がなくなってしまう。
余裕のない親ほど、考えることができないので、往々にして子供に弊害を与え、しかもそれに気付かない。
考える力のない親は、前途有望な子供を、誰かが編み出したモデルケースに当て嵌めるくらいの頭しか持てず、潰してしまう。
中国も日本も大差がないですな
親が敷いたレールに行っても長続きしねえよ。子供は自分の興味の有る事に進んだ方が結局は長続きするよ。子供は親のコピーじゃねぇ!!