セイコーが電子辞書から撤退へ、市場縮小化やスマホなどの普及で。

10/8 14:50 掲載
セイコーが電子辞書から撤退へ、市場縮小化やスマホなどの普及で。

セイコーインスツルは10月7日、2015年3月末をもって電子辞書ビジネスより撤退すると発表した。

同社は1987年より電子辞書ビジネスをスタート。1992年には、業界で初めて英和・和英中辞典の文字情報をすべて収録したフルコンテンツタイプの電子辞書「TR700」を発売し、紙の辞書と同じ内容をキーボードからすばやく検索するという新たな価値を提供した。

その後も学生、ビジネスマン、医療関係者など、それぞれのニーズにあった電子辞書を発売。ビジネス実務や語学学習をサポートし、電子辞書市場における大きな存在感を示した。

しかし市場の成熟に伴い、電子辞書市場が縮小していること。さらにスマートフォン、タブレットなどスマートデバイスの普及により、電子辞書の需要の伸びが期待できないことなどから、2015年3月31日をもって、製造、販売を終了することを決定したという。

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