花嫁候補に風俗嬢紹介で紛糾、息子の結婚相手探す父親が怒り爆発。

2/26 17:14 掲載

中国人は他人に対して大きな不信感を抱く一方、家族や親戚、友人になると、信じやすいとはよく言われる。ある男性は先日、結婚どころか、彼女もなかなか作ろうとしない息子のために、友人のツテを頼って相手を紹介してもらったのだが、紹介された相手は息子が昔"お世話になった"風俗嬢だった。結果、その人選を巡り、大げんかに発展したそうだ。

中国紙揚子晩報などによると、この一件は江蘇省南京市で暮らす丁さん一家に起きた話。丁さんには30を超えた息子が1人いるが、いまだに結婚せず、彼女という彼女も特にいない。丁さんからすれば息子には早く結婚してもらい、家庭を築いて欲しいというのが本音。そのため、これまで幾度となく息子のために女性を紹介してきたが、その都度断られてきたという。

息子の対応がこんな感じだったのだから、丁さんが焦るのも致し方ないこと。丁さんはついに結婚紹介所で働く友人の張さんを頼り、「息子のためにどうか素敵な花嫁さんを紹介して欲しい」とお願いした。

友人の頼みとなれば、「なんとか力になってあげたい」と思うのが中国人。張さんは自分の持つネットワークをフル活用し、新年早々、小月(仮名)さんという26歳の美人を見つけて来る。丁さん一家と同じく実家は南京にあり、南京の会社に勤務するOLだ。

これには丁さんも大喜び。若くて美人、実家も同じ南京と来れば条件に文句なし。そこですぐにお見合いの日取りが決められ、丁さんの息子と小月さんは顔合わせする運びとなった。

しかし、これが誰もが予想していなかった事態を引き起こしてしまう。息子と小月さんは顔を合わせるなり、どことなく気まずい空気に……それもそのはず、2人は前々からよく知る間柄だったからだ。

丁さんの息子は昔から仕事でよく出張に出ていたのだが、ある都市に行くと必ずと言って良いほど、サウナ(中国のサウナには風俗サービスを提供する場所も多い)で女性遊びをするのが恒例となっていた。小月さんはそんな息子のよく行くサウナで働くお気に入りの風俗嬢。お互いの素性もある程度わかっており、お互いウソの情報でお見合いに望んでいることも理解しているのだから、気まずいのは当然だろう。結局、このお見合いはすぐに破綻してしまった。

もちろん、そんな事情を知る由もない丁さんと張さんはビックリ。丁さんは「あんな素敵な女性を拒否するなんて何ごとか」と息子に詰め寄った。しまいには、2人を半ば強制的にお互いの両親に引き合わせるなどして状況打開を図るが、やはり当人たちは固辞。それでもしつこく結婚を迫る丁さんに息子は堪えられず、ついに小月さんとの"関係"をそれとなく告白した。

"驚きの真実"を聞かされた丁さんは当初唖然としていたが、しばらくしてそれが過ぎ去ると、今度は大きな怒りがこみ上げてくる。丁さんは「信頼していたのに……風俗嬢を紹介するとは何ごとか!」と張さんに怒鳴り込んだ。そして「仲介料を返せ!」「賠償金も支払え!」と主張した。

とは言え、張さんとしても友人の娘(小月さん)を紹介しただけで、そんな過去の事情は自分も知らなかった。そのため「自分も被害者だ」と主張し、議論は平行線に。最終的には区にある法律援助センターに仲裁を求めることになり、丁さんは仲介料を返してもらう代わりに、「今回の一件を誰にも言いふらさない」ということで決着した、とのことだが、結局メディアに情報が出てしまい、広く知られるところになってしまった。

コメント

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風俗嬢でもいいやん

やっちまったんなら、何も言わずに結婚してりゃいいやん^^;。

アホかな?

中国では貧困の差別があるってことだよな。

あ〜あ、差別国家だ

と、露呈してしまったな
中国メディア

理想の相手しか求めてね〜バカな男女しかいね〜世の中じゃん。そんなアホな相手と知り合うぐらいなら独身でいたほうが幸せ。焦って彼氏だの彼女だの欲しい…って思ってるヤツらいるけど半端な気持ちでしかいね〜ヤツらばっかじゃん。世話焼きの父親と自分を見つめられない息子だな。

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